まず、相続財産にどういったものがあるのかを探します。

把握している相続財産の他、あるかもしれない相続財産も探します。
例えば、次のような場所を探します。

• 財布・引き出し・仏壇
• 領収書や重要書類のファイル
• 郵便物・パソコン・スマートフォン
• 自宅や職場から近い金融機関
  
  

相続財産に何があるのかを探したら、相続財産の正確な情報を確認します。
例えば、次のような手続きを行います。

• 預貯金…通帳の確認、残高証明書・取引履歴の取得
• 有価証券…取引報告書の確認、残高証明書の取得、ほふりへの開示請求
• 不動産…納税通知書・課税明細書の確認、名寄帳・固定資産評価証明書・登記事項証明書の取得
• 自動車…車検証の確認
• 生命保険…保険証券の確認、保険会社への開示請求、生命保険契約照会制度
• 負債…信用情報機関での開示請求
  
  

相続財産を調べたら、一覧（相続財産目録）を作成することをおすすめします。
この相続財産目録を見ながら、相続放棄をするのか、相続税の申告や納税は必要か、遺産分割をどうするのか、
今後の方針を決定していくことになります。