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起業の形態

起業の動機は様々でしょう。
100人いれば、100人それぞれの動機があることと思います。
また、起業を決断するには、ビジネスプラン、資金、協力者、家族の理解、経営知識など様々な検討が必要でしょう。
100人いれば、100人それぞれの決断があることと思います。
起業には、人それぞれの動機と決断、つまり情熱があるのだと思います。
けれど、起業のお手伝いさせていただくなかで、情熱には一つの共通点があると感じています。
それは、起業される方が、強い使命感を持っているということです。
そしてその使命感は、人として正しいものである、社会貢献を考えている、ということです。
 
この情熱と使命感を形にしていく起業の準備のなかでも、
会社の設立手続きは、とても重要な過程ではないでしょうか。
事業計画や資金調達などの準備と並行して、起業形態を選択し、会社の設立手続きを進めることになります。

起業の形態

起業の形態は、いくつも選択肢があります。
代表的なものは、次のとおりです。
①個人事業主
②株式会社
③合同会社(LLC)
④一般社団法人・一般財団法人
⑤NPO法人

個人事業主か法人か

まず考えるのは、個人事業主か法人設立か、ということです。

個人事業主(フリーランス、自営業)のメリット

  • 簡単、手軽にスタートできる
  • 費用をかけずにスタートできる
  • 軌道に乗ったら法人を設立してもよい(法人成り)

法人のメリット

  • 社会的信用力
  • 資金調達
  • 有限責任
    (個人で保証人になっている場合を除く)(合資会社・合名会社除く)
  • 売上が高くなれば(一般的に事業所得800万円が目安)個人事業主と比べて税率が低い

株式会社か合同会社(LLC)か

法人のなかでは、どれを選択すればよいのでしょうか。
営利法人であれば、設立数が多いのは合同会社と株式会社です。

合同会社の特徴

  • 設立コストと維持コストが株式会社と比べて少ない
  • 組織運営の自由度が高い
  • 意思決定が早い(出資者=経営者)
  • 利益配分を自由に決められる
  • 大きな資金を必要としない事業、技術・ノウハウ型の事業向き
    *アマゾンやグーグルの日本法人も合同会社です

株式会社の特徴

  • 社会的認知度が高い
  • 社会的信用力が高い
  • 資金調達がしやすい
  • 上場まで考えるなら株式会社